南沢コーラス第7回定期演奏会

二日たってしまいましたが…
南沢の演奏会、無事終了しました。
本当にたくさんの方にご来場いただき
ありがとうございました。


今回はブラームスの前に「ふるさとの四季」をやりました。
関町北から子どもたちと女声コーラス
そして第1回定期からお世話になっている
児童合唱団ムーサにも出演していただきました。
かれらの澄んだ声で歌われる日本の歌は
本当に美しい景色を見ているかのようで
最後のアカペラの「ふるさと」では
様々な思いがめぐって涙が出そうでした。
たくさんの方にご協力いただき
ありがとうございました。


そして、「ドイツ・レクイエム
南沢としては今回二度目の挑戦でした。
この大曲をどこまで歌い切れるか…
本番が近づくほどに、
その山の高さと現在の位置にもがきました。
いま考えれば、たどりつけない
苦しい部分ばかり見ていたのかもしれません。


ゲネプロ終わってあとは本番だけとなったときに、
これだけたくさんの人が
ここに集まってくださってる事実に改めて気付き、
本当にありがたく思いました。
僕がやりたいと思って始めた南沢コーラスも
スタートは10人いませんでしたから…
そして本番はその感謝と喜びをかみしめながら、
またこれまでのいろんなことを思い出しながら指揮をしました。


結果として、技術的につたない音があったかもしれません。
でも合唱の皆さんのそこに込めたおもいと
そこから生まれる表現や音は、どんなプロの演奏にもない
南沢だけの最高のものだったと誇らしく思っています。


この大変な一年に、
この曲にたまたま取り組んでいた運命を感じます。
そして私たちのおもいが、震災で大きな悲しみを負った一人の方に、
また多くの方に届いたと聞き、
今回参加して下さったみなさん、そしてブラームス
心から「ありがとう」と言いたくなりました。
音楽って本当に素晴らしいですね。
これからも大変なこともあるでしょうが(笑)
このよろこびのために頑張っていきたいと思います。