生誕200年

今年はヴェルディワーグナーという二大オペラ作曲家の生誕200年の年で
各地で様々に取り上げられていますが
私も新宿文化センターで6月にある
ヴェルディ「レクイエム」の公演に合唱指揮として関わらせて頂いています。


それにしても、何回やっても大変な曲・・・
特に日本人で、しかもアマチュアでやる場合は
声のことはどうしても限界があります。
だからこそ、ただの大騒ぎや物真似ではなく
大切なものをちゃんと表現した演奏にしたい。


1月末からの練習で6月本番という、決して多くはない練習回数ですが
参加者の方々はとても熱心にやっていて
最近の目の色には、頼もしさも感じます。
まだまだ課題がありますが、あと一カ月
「もっとできる!」と、もうひと踏ん張りです!

卒業式

いつも一緒に歌っている子どもたちの学校で
今日卒業式があり、今年は久しぶりに出席できました。
入場してくる姿を見ただけで、
いろいろなことを思い出して、なぜか涙が出てきます。
別に悲しいことじゃないのにね。


一人ひとりの顔を見ながら、
どんな大人になっていくのかなあ、と想像していました。
これからの人生の中でも、
みんなの心にある歌が力をくれますように。


僕も心から応援するとともに、
負けないように頑張っていきます。
みんなと一緒に歌った時間は僕の宝物です

ロ短調ミサ

3月10日南沢コーラス「ロ短調ミサ」
無事終了しました。
たくさんの方にご来場いただき、
本当にありがとうございました。


合唱指揮を始めて10年…
「宗教音楽の最高峰」といわれるこの曲にずっと憧れながらも
本番まで指揮したことはありませんでしたが
団員さんの「南沢でぜひやりたい!」の声に背中を押してもらい
やっと挑戦することができました。


練習期間がやや短めで大変だったと思いますが
そんな中、練習前自主的にパート練習をしてくださったり
この難曲を前に、メンバーも私も鍛えられたと思います。
もちろん本番の演奏に課題はありましたが
それよりも皆さんと作りあげることができたことの方を
数えて喜びたいです。
今回一緒に取り組んで下さって、
またそれを聴いて下さって本当にありがとうございました。


いまとなってはこの曲は、もっともっとやっていたい。
ロ短調ミサに取り組み続ける合唱団を
ひとつたちあげようかな(笑)
今後ともよろしくお願いします!

モツレク×あらしのよるに

南沢モツレク&子どもたちの「あらしのよるに」無事終了しました…
よくぞ無事に、という感じでしたが、
本当にたくさんの方に支えていただいたおかげで
何とか終えることができ、感謝しています。 


それは運営面だけでなく演奏でも言えることで、
歌っている皆さんの思いが本当にまとまった、
祈りのこもったレクイエムだったと思います。
一時期モツレクを遠ざけていたのですが
今回でまた好きになりました!


子どもたちも本当に素晴らしい歌を聴かせてくれました。
普段は週の所々にある小学生や中高生との練習に
僕が癒されてしまったりしてるのですが
彼らの大きなエネルギーをもっともっと引き出していけるように
僕も変わらなくちゃいけないと思いました。


今回は本当に、歌って下さった方やそのご家族、
また聴きに来て下さったたくさんの方々、
そして陰ながら応援して下さった方に心から感謝しています。
こんなこと言うのも、恥ずかしながら今まで
そういう方々の存在をほとんど気づかずにいたからです。


今回はいろいろ大変でしたが、とても実り豊かな本番でした。
今年で40歳になりますが、これからもガンガン頑張ります!
やっと新年明けた気分ですが(笑)
今年もよろしくお願いいたします。

Oui


皆さん、どんな年末をお過ごしでしょうか。
私は最近、イタリア料理の真似ごとを始めて
毎日のようにパスタをあれこれ作っているのですが
先日、いくつかパーティーがあったとき
初めて料理を持参してみました。


写真はイワシとエビのマリネなんですが
まあ自分で食べてる分にはいいんですが
食べてもらうとなると緊張するし
まだまだそのレベルではないですね…
これにめげずに、練習していきたいと思います!


クリスマスイブの月曜、5歳の娘と自転車に乗っていたら
彼女が「We wish you a merry Christmas」を歌い始めました。
彼女は最近ピアノが好きで、ドレミをおぼえたので
第九のメロディーを教えたらすぐに弾けるようになる神童ぶりですが(笑)


そのクリスマスソングは、歌い方がなんか不思議で…
よく聴くと「ウィ ウィ 主はメリークリスマス!」と歌っていました。
「主はきませり」の影響ですかね。
でも発音は正しく、子どもの耳の素直さと
娘の才能に(笑)またまた感心してしまいました

味わい

慶應大学楽友会の演奏会に行ってきました。
11月の楽友三田会『ドイツレクイエム』に
現役の楽友会からも参加してもらったご縁でご招待いただき、
初めて聴きに行きました。


僕はいま小学生から高校生までと、
僕くらいから上の大人の方たち(?笑)と一緒に
音楽させてもらってますが、
大学生の声は素直で芯もあり、本当に素敵でした。


こんな世界もあるんだなあ、と感心しながら
休憩中お茶してたら、近くの若い男性が
「僕はもっといろんな世代の人がいる合唱団で歌うほうが好きだな。
だっていろんな声があるから」と話していて、
確かにその通り!と思わずスカウトしたくなってしまいました。


まあ、いろいろありすぎるのに困る毎日ではありますが(笑)
そう考えると、年齢を重ねるということは、
その人の色や味がだんだん出てくることなのかもしれませんね。
その味をどう調和させるか、
シェフの腕が問われるところです…

うるさい選挙カー

今日は南沢「モツレク」の合同練習。
人数がひとり増えることで見違えるほどよくなることがある、
これが合唱の不思議な面白さ。


できれば一人ひとりが
自分がはたしているその素晴らしい役割を
実感しながら歌ってほしい。


明日は選挙、選挙では単純に
多数決で数が多いものが勝つ、たとえ内容がどうであろうと。


でも音の世界では、小さくてもいい音がより集まれば、
それは大きな力となって突き抜けていく力をもつ