星空・続き

最近、ご一緒させていただいている高校で
今日の夕方練習をしていたのですが、顧問の理科の先生が
練習終了の5時頃、素敵な白衣姿で顔を出して
「いまちょっと国際宇宙ステーション「きぼう」をみるんで…」と
そそくさ出て行ってしまいました。


僕も生徒もはじめは何のことかよく分からなかったのですが
いまの子はスマホで調べればすぐわかり(笑)
どうも17時08分頃東京を通るのが見えるらしい、
そして廊下の窓からみてたら、
それらしきものが見えた気がしました。
教えてもらって、ちょっと得した気分です。


それにしても、光の伝わる距離は
音とは比べ物になりませんね。
星はあれほど離れてても見えるのに
外国でいま盛り上がってるであろうサッカー場の歓声すら
ここには聴こえません
フィレンツェでスタジアムの隣に住んでたもので…)


私たちのうたう歌や思いも
できればひかりくらい伝わってほしいものです。
そう思いながら星空をみると
モヤモヤと雲が…
そういえば私たちの中にもそんなものもありますよね、
年齢や経験らしきものをを重ねるほど。

冬の星座

最近、夜空を見上げることが多くなりました。
星のきれいな季節だからですかね。
星座をおぼえることにはあまり興味はありませんが
点在する輝きを結んで何かの姿を見出す楽しみは
なんとなく感じます。


ある人は、音楽とは宇宙の調和を
音にあらわしたものだと言います。
またある人は、単純に星の並びを五線におとして
音楽にしました。


日本人として西洋音楽をやっていて
難しい問題に言葉の処理がありますが
もし楽譜の音符が、同じ四分音符でも星空のように
様々な輝きであったなら
もっと分かりやすいのかなあ…などと
記譜法に想いを馳せる夜でした。

そよかぜ

先日ある合唱団で
モンテヴェルディのマドリガ-レを
臨時指導させていただきました。
普段こういう作品はあまりやる機会がありませんが
改めて見てみると本当に美しい…


詩の美しさもさることながら
それぞれの言葉についた美しい音楽が
幾重にかさなりあってもお互いをそこなわない
その見事さに感動しました。


いまバッハのロ短調に挑んで力みまくっている僕に(笑)
イタリアの優しい風が安らぎをくれた感じがします。
ロ短調も、また頑張ります!

歳のせい…?

誕生日の後、体調を崩し
全力出せないカラダが続いていて申し訳ないです。
体調の整え方は分かってたつもりだったのに
不調の時にこんなに役に立たないなんて…恥ずかしいです。


こんな身体にはきびしい寒さでしたが
星のきれいな夜でした。
一日の練習を終えて駐輪場へ行くと
強風でほとんどの自転車が倒れていて…
仕方なく自分のを取り出すために周辺の自転車を起こしていたら
見知らぬ青年がささっと来て手伝ってくれました。


その人の自転車もそこにあったのかなと思って
そっけないお礼しか言わなかったのですが
その人のは全然関係のないところで
ただ手伝ってくれたんですね。
そのことにあとで気づいて驚きました。


親切な若者はいるんですね。
というか、助けられる立場になったのか(?笑)とも思いましたが
さっと手伝って去っていく姿に、素直に感動しました。
僕だったら、女性が困ってたら手助けしなくちゃと思いますが
男性はよっぽどでないと、自分でやるだろと思ってしまいます…。


寒い夜に、あったかいものをもらいました。

11月27日

今日誕生日で39歳になりました。
練習会場で誕生日の歌を歌っていただいたりして、
恥ずかしいやら泣けてくるやら…
本当にありがとうございます。


30代最後の一年(笑)ですが、最近毎日が本当に楽しいです。
この仕事をさせていただいて10年、
これまで出会った全ての人に感謝したいです。
39歳って言ったらある人が「サンキューだね!」って言ってくれて、
本当にそうだと思いました。


最後に、この日にいつも思うことですが…
生まれた日を記念する誕生日は、
産んでくれた両親に感謝する日でもあるんですね。
たくさんの愛で育ててくれてありがとう。
(おまけに、アニキも誕生日おめでとう11月27日。
親父もおめでとう11月28日)

ノート

毎日の中でいろいろ感じたこと、気付いたことを
ノートにか書き留めるようになって数年になりますが
8冊目のノートが今日終わりました。
昨年の9月から今年の6月までの分です。
ノートが埋まるペースとしてはゆっくりな方なのは
書ける状態にない夜が多かったからか(笑)
でも、自分としてはとても大事な1冊です。


自分で振らせてもらう本番、また合唱指揮者として
他の指揮者にお渡しする本番、
様々なものを積み重ねていく中で
自分には一体何ができるのか、また何がしたいのか
迷い、試行錯誤の期間でした。
いま思えば「こうすればよかった」と思うことだらけですが
後悔はありません。


そんな僕を時々救ってくれるのが
一緒に歌って下さった方々の充実や喜び
また、聴いて下さった方の満足です。
なぜこの曲を歌いたいのか、誰に聴いてほしいのか
そんな思いをきかせていただく度に
僕の中に、また新たなエネルギーがわいてくるおもいです。


6月から南沢で、バッハ「ロ短調ミサ」と
モーツァルト「レクイエム」の練習が始まります。
また気持ちも新たに頑張ります!

一緒にうたいませんか?

私が指導する女声アンサン「コーロ・ルーチェ」は
今年6月にイタリア文化会館で行われるイベントに出演するのですが
そこで一緒に歌って下さるメンバーを現在募集しています。

曲はペルゴレージスターバト・マーテル』で
指揮者はイタリア人のヴィート・クレメンテ氏です。
弦楽伴奏による名曲をこの機会に
本場の指揮者とともに歌ってみませんか?


詳細はhttp://www15.plala.or.jp/delcoro/pg177.htmlにて!